硫鉄ニッケル鉱(読み)りゅうてつニッケルこう(その他表記)pentlandite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「硫鉄ニッケル鉱」の意味・わかりやすい解説

硫鉄ニッケル鉱
りゅうてつニッケルこう
pentlandite

(Fe,Ni)9S8ニッケル鉱石鉱物一種ペントランド鉱ともいう。等軸晶系,銅黄色で,金属光沢塊状,不透明。硬度 3.5~4でもろい。比重 4.6~5。条痕は淡黄褐色。磁硫鉄鉱に伴って火成岩接触交代鉱床熱水鉱床などから産する。ニッケル鉱床として著名なカナダのサドバリーの鉱石はこれである。

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百科事典マイペディア 「硫鉄ニッケル鉱」の意味・わかりやすい解説

硫鉄ニッケル鉱【りゅうてつニッケルこう】

ペントランダイトとも。ニッケルの主要な鉱石鉱物。組成は(Fe,Ni)9S8で,FeとNiの量比は5:1〜6:7まで変化する。等軸晶系。塊状または粒状産出。黄色で金属光沢をもち不透明。硬度約5,比重4.6〜5.0。苦鉄質火成岩,接触交代鉱床,熱水鉱床などに産出。カナダのサドベリ鉱山が有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「硫鉄ニッケル鉱」の意味・わかりやすい解説

硫鉄ニッケル鉱
りゅうてつにっけるこう

ペントランド鉱

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