祓川(読み)ハラエガワ

デジタル大辞泉 「祓川」の意味・読み・例文・類語

はらえ‐がわ〔はらへがは〕【×祓川】

神仏を拝む前に身を清めるための川。みそぎをする川。

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精選版 日本国語大辞典 「祓川」の意味・読み・例文・類語

はらえ‐がわ はらへがは【祓川】

〘名〙 神仏を拝む時、みそぎをする川。〔神道名目類聚抄(1699)〕

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日本歴史地名大系 「祓川」の解説

祓川
はらいかわ

山付近で櫛田くしだ川より分流し、伊勢湾に注ぐ。乱流を続けた櫛田川の永保三年(一〇八三)以前の本流とされる。天平一九年(七四七)二月一一日付の大安寺伽藍縁起并流記資財帳(奈良市正暦寺蔵)飯野いいの郡中村野八〇町の四至として「東南大河」とみえる大河はかつての祓川をさすという。その意味では、多気たけ飯野郡の郡境として神の近堺といわれ、公卿勅使らの渡河に際して神宮検非違使が出迎える櫛田川は現祓川ということになる。

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事典・日本の観光資源 「祓川」の解説

祓川

(三重県松阪市・多気郡多気町・明和町)
日本の重要湿地500指定の観光名所。

祓川

(福岡県京都郡みやこ町ほか)
福岡県文化百選 水編」指定の観光名所。

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