普及版 字通 「祗」の読み・字形・画数・意味


10画

[字音]
[字訓] つつしむ・まさに

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は(てい)。〔説文一上に「(つつし)むなり」とあり、祗敬の意に用いる。震・振と通用することがあり、〔書、盤庚下〕の「震動」を〔漢石経〕に「祗動」に作り、また〔書、皋陶〕の「祗」を〔史記、夏紀〕に「振」に作る。(ぎ)と字形が似ているが、は地、土地の神をいう字である。

[訓義]
1. つつしむ。
2. 副詞として、まさに、ただ。
3. と通用することがある。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕祗 ツカフ・ツツシム・ウヤマフ・ツカマツル・ナビク 〔字鏡集〕祗 ウヤマフ・ハジメ・タダ・マコト・カミ・マサニ・オホイナリ・サイハヒ・タマタマ・ヤスシ・ツツシム

[熟語]
祗畏・祗・祗役祗謁・祗応祗戒祗恪・祗協祗懼・祗敬祗虔・祗厳・祗候祗仰祗祗祗悉・祗若・祗修・祗従祗粛・祗順祗遵・祗承祗召祗竦祗聳祗頌・祗慎・祗荘・祗・祗服・祗祓・祗奉・祗命・祗栗祗慄祗懍・祗林
[下接語]
虔祗・粛祗

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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