日本歴史地名大系 「神代神社」の解説 神代神社かくみじんじや 石川県:羽咋郡志賀町神代村神代神社[現在地名]志賀町神代神代川右岸に面した神代山という小丘の頂にある。祭神は宇迦之魂神。旧郷社。「延喜式」神名帳羽咋郡の「神代神社」に比定され、同書諸本の訓では「カムシロ」「カンノシロ」などがあるが、当地では古くから「カクミ」とよんでいた。康和五年(一一〇三)六月一〇日の神祇官奏(朝野群載)によると、堀河天皇不予のため神祇官が使者を東山・北陸両道の諸社に派遣、社司に中祓を課したが、そのなかに「神代神」も含まれていた。 神代神社かむしろじんじや 島根県:簸川郡斐川町宇屋神庭村神代神社[現在地名]斐川町神庭宇屋谷(うやだに)川の東方宇屋谷にある。「こうじろ」ともいわれる。通称宇屋八幡といわれ、長く高い石段の上に山に囲まれて鎮座する。祭神は宇屋都弁命ほか三柱。旧郷社。「出雲国風土記」の出雲郡神代社、「延喜式」神名帳の神代神社に比定される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by