神宮院(読み)じんぐういん

精選版 日本国語大辞典 「神宮院」の意味・読み・例文・類語

じんぐう‐いん‥ヰン【神宮院】

  1. 〘 名詞 〙じんぐうじ(神宮寺)
    1. [初出の実例]「天照坐皇太神宮儀式并神宮院行事」(出典:皇太神宮儀式帳(804))

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日本歴史地名大系 「神宮院」の解説

神宮院
じんぐういん

[現在地名]香春町香春 殿町

香春岳ノ岳の南東麓にある天台宗寺院。賀春山と号し、本尊文殊菩薩。「叡山大師伝」によると、延暦二二年(八〇三)最澄は入唐前に香春神社に詣で、帰国の後の弘仁五年(八一四)に神恩報謝のため「賀春神宮寺」で法華経を講じた。同書には最澄が渡唐前に香春岳の下に宿泊した時の様子が記され、その後に「即便建法華院、渡法華経、今呼賀春神宮院是也」という記述がある。

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デジタル大辞泉プラス 「神宮院」の解説

神宮院

福岡県田川郡香春町、香春岳の麓に位置する天台宗の寺院。山号は賀春山、本尊は文殊菩薩。梅の名所

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世界大百科事典(旧版)内の神宮院の言及

【神宮寺】より

…神祇に仏教的宗儀をささげるために建立された寺院。神宮院,神願寺,神護寺,神供寺あるいはたんに宮寺ともいう。多くは神社の境域内に建てられたが,なかには遠隔の地に設けられたものもある。…

※「神宮院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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