神庭村(読み)かんばむら

日本歴史地名大系 「神庭村」の解説

神庭村
かんばむら

[現在地名]勝山町神庭

旭川の支流の神庭川流域にある。東・西・北の三方は山に囲まれ、南はくみ村・横部よこべ村、北は山上の竹原たけばら村。神庭川上流に神庭の滝がある。郷帳類には神場村と記されることが多い。正保郷帳に神場村とみえ、田高二四石余・畑高三九石。元禄一〇年(一六九七)美作国郡村高辻帳でも神場村とみえ、村位は下、改出高二七石余・開高五石余。「作陽誌」では家数二二・人数一三七。津山藩森家断絶後、元禄一一年津山藩松平氏領、享保一二年(一七二七)幕府領、明和元年(一七六四)勝山藩領に編入され幕末に至る(美作国郷村支配記)


神庭村
かんばむら

[現在地名]安来市神庭町

岩舟いわふね村の南に位置し、東は植田うえだ村、西は意宇いう意東いとう(現東出雲町)、南は石原いしはら(現広瀬町)正保国絵図・「雲陽大数録」に村名がみえ、「郡村誌」によると田二五町七反余・畑三町一反余・宅地一町五反余・山林八四町一反余、戸数三二・人数一六六、牛一五、人力車一。物産は米・大麦・小麦大豆

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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