神道村(読み)じんどうむら

日本歴史地名大系 「神道村」の解説

神道村
じんどうむら

[現在地名]能都町柿生かきお

山田やまだ川流域に位置し、南東は谷屋たにや村。「三州地理志稿」は垣内として瓜谷内・石淵を記す。正保郷帳では高一一一石余、田方四町二反余・畑方三町二反。承応三年(一六五四)の村御印の高一二四石余、免五ツ五歩(能登奥両郡収納帳)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高一三五石余、免五ツ七歩、小物成は山役三三匁、鳥役一匁(出来)、炭竈役二六匁(三箇国高物成帳)名産の神道柿は果実が小さく扁平で、種子が少なく樽柿・串柿として隣村に販売された(加能郷土辞彙)元禄(一六八八―一七〇四)頃にも炭焼が行われ、八月から翌年三月まで雉子猟が行われた(国産抄)。明治八年(一八七五)当村は谷屋村など二村と合併して柿生村となる。


神道村
じんどうむら

[現在地名]緑町倭文神道しとおりじんどう

庄田しようだ村の西、倭文川右岸にある。正保国絵図に神道村とあり、高一四四石余。天保郷帳では高一五四石余。委文組に属した。「味地草」では家数九〇。反別戸数取調書によれば反別二五町五反余、高二一九石余、うち蔵入高二七石余・給知高一九二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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