うつし‐え‥ヱ【移絵】
- 〘 名詞 〙 水に溶ける糊(のり)を台紙の表面に塗り、その上に逆になった絵や模様を印刷したもの。これを水にぬらして皮膚や紙、金属、ガラス、陶器などの表面にはりつけ静かにはがすと、印刷した部分だけが転写される。玩具などに応用される。
- [初出の実例]「私たちはうつし絵が大好きであった」(出典:銀の匙(1913‐15)〈中勘助〉前)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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移絵 (うつしえ)
人物や花などの絵を色刷りにした子どもの玩具。これを水にぬらして腕や手の甲にはりつけると,絵が台紙から離れて肌に移り染まる。江戸末期には,木版刷りで入墨を模したものがあり,現在もテレビの人気番組やマンガの主人公などを扱った絵などが小物玩具として見られる。明治末期からは,陶磁器に模様印刷したものを転写する技術が応用され,印刷模様を皮膚や紙に移してはりつけるものが登場。その系統で,1955年前後からビニル製のシール状のものが売り出されている。
執筆者:斎藤 良輔
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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