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穂発芽 ホハツガ

デジタル大辞泉の解説

ほ‐はつが【穂発芽】

収穫前の穂に実った種子から芽が出てしまう現象。降雨などの気象条件によって小麦・米・トウモロコシなどに見られ、収穫減や品質低下の原因となる。対策として、降雨期の前に収穫できる早熟種や、休眠性が強く吸水しても発芽しにくい遺伝子を持つ品種の育種が行われている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほはつが【穂発芽 pre‐harvest sprouting】

作物の種実が穂についたまま発芽する現象。ムギやイネなどで収穫時期に長雨に遭った場合にしばしばみられる。発芽すると種実内の酵素が活性化し,胚乳に蓄積されているデンプンを分解して生長エネルギーなどに消費するため,粒重が減少し,変質を起こして品質が低下する。穂発芽の難易は種子の休眠期間の長短と密接な関係があり,短いものほど穂発芽しやすい。品種や種によっても穂発芽の難易に差があり,コムギでは概して外国品種に穂発芽しやすいものが多く,日本品種にはしにくいものが多い。

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