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空気感染 クウキカンセン

大辞林 第三版の解説

くうきかんせん【空気感染】

病原体が気道から侵入するような感染のしかた。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

空気感染
くうきかんせん

空気中に浮遊する病原体が風(気流)によって運ばれ、皮膚にそのまま付着したり呼吸により吸い込まれ、鼻、のど、気管、肺などの粘膜に直接付着して発病の原因となる、伝染病の感染様式の一つ。病原体が空気中に浮遊するまでの経路あるいは様式により、次の2種類に分けられる。[柳下徳雄]

飛沫核感染

患者または保菌者の咳(せき)、くしゃみ、会話、大笑いなどの際、呼吸器や口の粘膜にあった病原体が唾液(だえき)や痰(たん)の細かい粒とともに飛散するもので、この粒が非常に細かいため、しばらく空気中に浮遊して感染源となる。このとき同時に飛散する比較的大きな粒は、周囲の人の皮膚や粘膜に直接吹き付けられて感染の原因となる。これは飛沫(ひまつ)感染といい、接触感染の一つとして別に扱われる。[柳下徳雄]

飛塵感染

病原体を含む飛沫や分泌物が衣服、寝具、床などの上に落ちたり付着して乾燥した場合でも、抵抗力の強い病原体はなお生き残り、塵埃(じんあい)とともに風で舞い上がって空気中に浮遊し、感染源となる。この様式の空気感染を飛塵感染というが、実際上の重要性からみると飛沫核感染のほうが大きい。[柳下徳雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の空気感染の言及

【感染】より

…感染経路は,感染源から直接に伝染する直接感染と,排出された病原微生物が媒介物を介して間接に伝染する間接感染とに大別される。直接感染には,接触により直接に伝染する接触感染と,病原体を含んだ気道分泌物や唾液が飛沫となって,患者の咳やくしゃみによって飛び散り,これを他の生体が吸い込んで伝染する飛沫感染があるが,飛び散った飛沫が空気で運ばれたのちに,他の生体に伝染する場合は空気感染と呼ぶ。間接感染には,飲食物,水,衣類・器物,塵埃(じんあい)などを介して感染する場合があるほか,カ,ハエ,シラミなどの媒介動物によって感染するものもある。…

※「空気感染」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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