コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

穿入蛇行 せんにゅうだこう incised meander

3件 の用語解説(穿入蛇行の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

穿入蛇行
せんにゅうだこう
incised meander

自由蛇行に対する地形用語。蛇行状に屈曲する谷のなかを河川が流れている状態。穿入曲流ともいう。従来の屈曲した流路に沿って下刻だけが行われる場合を嵌入 (かんにゅう) 蛇行と呼び,初め比較的わずかに屈曲していた河川が,下刻される際に側刻も働いて,屈曲の度を増していくような場合を生育蛇行と呼ぶ。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

せんにゅうだこう【穿入蛇行】

河川が屈曲した深い谷をうがって流れる状態。大井川・熊野川・四万十川など西南日本太平洋側の山地を流れる河川に多く見られる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

穿入蛇行
せんにゅうだこう

蛇行状に曲がりくねった谷の中を流れる川のこと。自由蛇行に対する語で、穿入曲流、下刻(かこく)蛇行ともいう。地盤の隆起または海面低下のために自由蛇行をしていた川が、侵食基準面の低下に伴って回春し、蛇行流路に沿って基盤岩を深く掘り込んだ結果生ずる。嵌入(かんにゅう)蛇行または掘削蛇行と生育蛇行とに分かれる。前者は下刻のみが行われ、左右対称の谷壁を生ずる。後者は攻撃斜面側が急斜面、滑走斜面側が階段状の急斜面をなし、谷の横断形は非対称で、側刻を行いながら下刻を行った結果生ずる。日本に嵌入曲流の例はないが、生育蛇行の例としては高知県の四万十(しまんと)川や静岡県の大井川、紀伊半島南東部を流れる熊野川などがある。先行川のなかにもこの種の例がある。山茂美]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

穿入蛇行の関連キーワード蛇行トロピズム老年期地形横日性背地性屈日性蛇行する川のほとり蛇行状鉄器大蛇行蛇行鉄器

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone