窮年(読み)きゅうねん

精選版 日本国語大辞典 「窮年」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ねん【窮年】

〘名〙
生涯を送ること。また、生涯そのもの。
※本朝無題詩(1162‐64頃)六・西院亭子言志〈源経信〉「雖嘉招来勝境、還嗟仕送窮年
干害洪水飢饉(ききん)などのような災害のある年。〔落葉集(1598)〕

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普及版 字通 「窮年」の読み・字形・画数・意味

【窮年】きゆうねん

一生涯一年中。唐・韓〔進学解〕多きを貪り、得ることを務め、細大捐(す)てず。膏油を焚きて以て(き)(朝)に繼ぎ、恆(つね)に兀兀(こつこつ)として以て年を窮む。先生の業、めたりと謂ふべし。

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