日本歴史地名大系 「竜門岳」の解説 竜門岳りゆうもんだけ 奈良県:吉野郡吉野町山口村竜門岳[現在地名]吉野町大字山口吉野町と宇陀郡大宇陀町との境にある山。竜門山塊の主峰で、標高九〇四・三メートル。北方の宇陀からみる山容は両翼に長い尾根を連ねた尖峰で、南方の吉野からみるとピラミッド形を呈する。「懐風藻」に「竜門山に遊ぶ」一首がある。往古山頂に高鉾(たかほこ)神社、山麓、滝の傍らに意賀美(おがみ)神社が祀られ、竜門郷一円の人々の山岳信仰の対象であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by