童御覧(読み)ワラワゴラン

デジタル大辞泉 「童御覧」の意味・読み・例文・類語

わらわ‐ごらん〔わらは‐〕【童御覧】

五節ごせちの3日目である陰暦11月なかの日に、五節の舞姫付随童女と下仕えの女房清涼殿に召して天皇が観覧した儀式

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精選版 日本国語大辞典 「童御覧」の意味・読み・例文・類語

わらわ‐ごらんわらは‥【童御覧・童女御覧】

  1. 〘 名詞 〙 五節(ごせち)行事の一つ。宮内で、五節の第三日目である一一月中(なか)の卯(う)の日に、五節の舞姫の付き添いの童女と下仕えの女房を清涼殿に召して天皇が御覧になった儀式。村上天皇の時に始まるという。童下仕御覧(わらわしもづかえのごらん)。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「丁卯、〈略〉童女御覧」(出典:権記‐寛弘六年(1009)一一月一六日)

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