精選版 日本国語大辞典 「端書・羽書・葉書」の意味・読み・例文・類語
は‐がき【端書・羽書・葉書】
〘名〙 紙きれを用いて書いた文書・書類。
[一] (端書)
② 転じて、督促状・催促状。
※雑俳・柳多留‐三九(1807)「月はほどなく質屋から端書来る」
[二] (羽書・端書)
① 江戸時代、伊勢国(三重県)で通用した紙幣。慶長・元和(一五九六‐一六二四)の頃、その地の有力な商人たちが信用を基盤として発行したもの。山田羽書は寛政二年(一七九〇)からは幕府の山田奉行が発行全般に関与し、明治初期まで発行が続けられた。→伊勢羽書。
※雑俳・柳多留‐一二(1777)「せん湯へ羽書で行は品がよし」
※郵便報知新聞‐明治一六年(1883)二月八日「樋口彌門といふ名前にて藤三郎方へ左の端書が達したり」
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