デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「竹本錦太夫」の解説
竹本錦太夫(初代) たけもと-にしきだゆう
義太夫節。初代竹本播磨少掾(はりまのしょうじょう)に入門したが,悪声で竹本座の出演をゆるされず,元文2年(1737)豊竹和佐太夫の名で豊竹座に出演。播磨少掾の没後,竹本錦太夫と改名して竹本座に出演,「楠昔噺(くすのきむかしばなし)」の「どんぶりこ」の段で大当たりをとった。通称は綿屋武兵衛。
竹本錦太夫(3代) たけもと-にしきだゆう
義太夫節。京都の人。初代竹本弥太夫の弟子。前名はむら太夫。享和-文化(1801-18)のころ大坂で活躍。通称は利助。