日本歴史地名大系 「竹袋村」の解説
竹袋村
たけふくろむら
- 千葉県:印西市
- 竹袋村
現市域の北端部に位置。利根川右岸には木下河岸が置かれ、
慶長七年(一六〇二)七月の検地帳(吉岡家文書)によれば反別三九町二反余が打出され、高三二六石余。検地帳には臼井領印西庄竹袋郷とあり、名請人三二のうち屋敷持一二。寛永期(一六二四―四四)の検地分は古新田とよばれ、寛文一二年の年貢割付状(同文書)では高三四二石余・四二町三反余。同一三年の検地帳(同文書)の名請人六八、ほかに年々田畑とよばれる新開七町九反余・新々田畑二六町六反余があり、計七六町九反余・五三八石余。初め幕府領であったが、元禄一一年(一六九八)より旗本阿部・三枝・飯高三氏の相給。元禄郷帳では高五四七石余。元禄一四年佐倉藩領となり、享保八年(一七二三)以降は山城淀藩領。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報