日本歴史地名大系 「笏賀神社」の解説 笏賀神社つがじんじや 鳥取県:東伯郡三朝町笏賀村笏賀神社[現在地名]三朝町笏賀笏賀集落の南方約六〇〇メートル、花倉(はなくら)谷に鎮座。祭神木花之佐久夜毘売神・大山祇神。享和元年(一八〇一)の河村郡神社改帳(県立博物館蔵)に笏賀の産土神として花倉権現とみえ、明治初年現社名に改称。三徳(みとく)山を開いた役行者が行場として開いた小河内(おごち)の華蔵山鳳台(ほうたい)寺の奥院であったが、鳳台寺が羽衣石(うえし)城(現東郷町)落城の際焼失したため、華蔵権現として祀られたという。神仏混淆の名残として華蔵(花蔵)山という山号をもつ。現社殿は延宝元年(一六七三)に再建されたものといい、総欅造の四尺社で本殿は春日造。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by