笑える(読み)ワラエル

デジタル大辞泉 「笑える」の意味・読み・例文・類語

わら・える【笑える】

[動ア下一]《笑うことができる意から》おかしくて自然に笑ってしまう。軽蔑自嘲気持ちが起こることにもいう。「さんざん頑張った結果がこれだとは―・える話だ」
[類語]おかしい笑わせる滑稽ユーモラスコミカル

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「笑える」の意味・読み・例文・類語

わら・えるわらへる【笑】

  1. 〘 ア下一(ハ下一) 〙 ( 「わらう(笑)」の可能動詞 )
  2. 笑うことができる。「わらえない・わらえぬ」の形で、ある事柄を、滑稽だ、愚かしいと単にひとごととして見ていられない情況であることにいう。「笑えぬ喜劇
  3. 自然に笑うようになる。特に、表面に現われている状態に対して、内情実態が極めて劣っていることに対する軽蔑の気持の起こることにいう。
    1. [初出の実例]「電車の中で笑ふまいと思っても自然(ひとりで)に笑(ワラ)へて困ったと言ってゐた」(出典珍太郎日記(1921)〈佐々木邦〉三)

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