第三級アミン(読み)ダイサンキュウアミン

デジタル大辞泉 「第三級アミン」の意味・読み・例文・類語

だいさんきゅう‐アミン〔ダイサンキフ‐〕【第三級アミン】

アンモニア水素原子3個を、アルキル基またはアリール基に置換したアミン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「第三級アミン」の解説

第三級アミン
ダイサンキュウアミン
tertiary amine

一般式RR′R″N(R,R′,R″はアルキル基アリール基など)で示される化合物総称
(1)N,N-ジアルキルアミドの還元
(2)カルボニル化合物第二級アミンとの還元剤の存在下における縮合
(3)第一級アミンホルムアルデヒドおよびギ酸と加熱する,
などの方法で合成される.第一級,第二級アミンより水に溶けにくく,ハロゲン化アルキルと反応して第四級アンモニウム塩を生じる.[別用語参照]アミン

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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