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第1次戦略兵器削減条約 だいいちじせんりゃくへいきさくげんじょうやくStrategic Arms Reduction Treaty I; START I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

第1次戦略兵器削減条約
だいいちじせんりゃくへいきさくげんじょうやく
Strategic Arms Reduction Treaty I; START I

核弾頭と,核弾頭を運搬するミサイルおよび爆撃機の数量削減を目指した,アメリカ合衆国とソビエト連邦間の軍縮条約。1970年代の戦略兵器制限交渉を引き継ぐもので,1982年のソ連との交渉開始にあたり,アメリカのロナルド・W.レーガン大統領が核弾頭の大幅な削減を提案した。交渉は 1983年に中断されたが 1985年に再開され,1991年7月アメリカのジョージ・H.W.ブッシュ大統領とソ連のミハイル・ゴルバチョフ大統領により調印された。しかし,1991年12月にソ連が解体,戦略核兵器保有国はベラルーシ,カザフスタン,ウクライナ,ロシアの 4ヵ国となった。1992年5月,これら 4ヵ国すべてに START Iの批准を義務づけ,ロシア以外の 3ヵ国については戦略核兵器の廃棄あるいはロシアへの移送を約束させるリスボン議定書が調印された。議定書により,ロシア議会による批准が可能となり,1994年12月5日,当事国 5ヵ国がハンガリーのブダペストで批准書を交換,START Iは発効した。START Iは削減目標を 3段階に分けて規定し,最終的には 2001年末までに,核弾頭数の上限 6000発(大陸間弾道ミサイル ICBM,潜水艦発射弾道ミサイル SLBMに搭載できるのは 4900発まで),運搬手段の上限 1600基にまで削減することとされた。アメリカ,ロシア両国は 2001年までに削減を実施。START Iは 2009年12月5日に失効した。(→第2次戦略兵器削減条約戦略攻撃能力削減に関する条約

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