等差(読み)トウサ

デジタル大辞泉 「等差」の意味・読み・例文・類語

とう‐さ【等差】

ある一定基準による等級の違い。「等差をつける」
差が相等しいこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「等差」の意味・読み・例文・類語

とう‐さ【等差】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人または物などに、ある一定の基準によってちがいをつけること。また、その格差。ちがい。差等。とうしゃ。
    1. [初出の実例]「其標各有等差」(出典:権記‐寛弘八年(1011)一〇月一八日)
    2. 「それを彩どる黄葉の濃淡が又鮮やかな陰影の等差(トウサ)を」(出典明暗(1916)〈夏目漱石〉一八四)
    3. [その他の文献]〔顔氏家訓‐帰心〕
  3. 数列が等差数列であること。級数が等差級数であること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「等差」の読み・字形・画数・意味

【等差】とうさ

等級の序列。〔漢書、遊伝序〕古(いにしへ)、天子は國をて、侯は家を立て、大夫より以て庶人に至るまで、各等差り。是(ここ)を以て、民其の上に事し、下に覬覦(きゆ)無し。

字通「等」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android