筌ノ口村(読み)うけのくちむら

日本歴史地名大系 「筌ノ口村」の解説

筌ノ口村
うけのくちむら

[現在地名]安心院町筌ノ口

内河野うちがわの村の東、深見ふかみ川支流筌ノ口川の流域に展開する。村域は南北に細長く、約八キロにもわたる。東部には烏帽子えぼうし(五七二・九メートル)がそびえる。北は野山のやま村。南部実盛さねもり台地には縄文時代の遺跡がある。また同所には斎藤実盛伝説が伝えられ、烏帽子山中に隠れていた実盛の墓という宝篋印塔が建つ。筌ノ口城は大内氏に属し龍王城衆であった筌ノ口氏の居城(安心院町誌)


筌ノ口村
うけのくちむら

[現在地名]大田村波多方はだかた 筌口うけぐち

波多方村の北方に位置する。小倉藩元和人畜改帳に村名がみえ、両子久左衛門手永の長岡市式部少殿知行分として高三〇二石余で、家数二一のうち本百姓・小百姓五、庭屋・牛屋など一五、男二五(うち名子一)・女一六、牛五。正保郷帳では田原たわら庄筌之口村として田高一七九石余・畑高二三石余で、柴山有・竹山有と注記され、新田があった。天保郷帳では高三一一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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