筑紫鴨(読み)ツクシガモ

デジタル大辞泉 「筑紫鴨」の意味・読み・例文・類語

つくし‐がも【×筑紫×鴨】

カモ科の鳥。全長63センチくらい。体は白く、頭・くびは黒色緑色光沢があり、肩から胸に栗色の帯がある。ユーラシアに広く分布日本では冬に九州有明海沿岸に少数渡来。

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精選版 日本国語大辞典 「筑紫鴨」の意味・読み・例文・類語

つくし‐がも【筑紫鴨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. カモ科の中形の鳥。ガンとカモの中間の体形をし、全長約六三センチメートルでマガモよりやや大きく、くびとあしもやや長い。頭は緑黒色で、体は白色に栗色や黒色の帯があり、あしはピンク色の美しい鳥。繁殖期には雄のくちばしの基部に赤い瘤(こぶ)ができる。干潟(ひがた)で小動物や藻(そう)類を食べ、土穴に産卵する。イギリスから南部ヨーロッパ・中近東モンゴルチベットで繁殖し、日本には冬季、九州の有明海などに渡来する。はながも。〔生物学語彙(1884)〕
  3. ツクシガモ属の鳥類総称。ヨーロッパ、アジア、アフリカなどに七種あり、アジアの一種のカンムリツクシガモは二〇世紀に入ってから絶滅した。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「筑紫鴨」の解説

筑紫鴨 (ツクシガモ)

学名Tadorna tadorna
動物。ガンカモ科の渡り鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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