コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

馬内侍 うまのないし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

馬内侍
うまのないし

平安時代の女流歌人。右馬権頭源時明の娘。三十六歌仙の一人であり,また梨壺五歌仙にも数えられる。一条天皇の中宮藤原定子 (ていし) に仕え,正暦1 (990) 年掌侍となった。『拾遺集』などの勅撰集に和歌 38首が収められ,歌集に『馬内侍集』がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

うま‐の‐ないし【馬内侍】

平安中期の女流歌人。右馬権頭(うまのごんのかみ)源時明の娘。選子内親王・中宮定子に仕えた。「馬内侍歌日記」「馬内侍集」などがある。生没年未詳。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

馬内侍 うまの-ないし

?-? 平安時代中期の歌人。
円融天皇の中宮(ちゅうぐう)藤原媓子(こうし),一条天皇の中宮藤原定子(ていし)につかえる。中古三十六歌仙のひとり。家集に「馬内侍集」があり,藤原朝光,藤原道隆ら上流貴族との贈答歌がおおくみられる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

うまのないし【馬内侍】

平安中期の女流歌人。右馬頭源時明の養女。選子内親王・中宮定子などに仕え、定子立后の際掌侍となる。家集「馬内侍集」や「大斎院前さきの御集(馬内侍歌日記)」に多くの恋愛贈答歌を残す。晩年出家。生没年未詳。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

馬内侍
うまのないし

生没年未詳。平安中期の歌人。父は源時明(ときあきら)とされるが(『中古歌仙三十六人伝』『尊卑分脈』など)、年代があわなく、時明が実父とは認めがたい。同名異人もあり判然としないが、当代の「馬」の名のつく女房名からみると、村上(むらかみ)天皇女御(にょうご)徽子(きし)、円融(えんゆう)天皇中宮(こうし)ないしは同女御詮子(せんし)、大斎院選子(せんし)内親王、一条(いちじょう)天皇皇后定子(ていし)ないしは同中宮彰子(しょうし)に女房として仕え、掌侍(ないしのじょう)(内侍)になったことになる。『馬内侍集』によると、その大半は恋歌で朝光(あさみつ)、伊尹(これまさ)、道隆(みちたか)、道長(みちなが)ら高貴権門と多彩な恋愛を繰り広げ、晩年は出家したことが知られる。勅撰集(ちょくせんしゅう)入集(にっしゅう)歌は40首ほど。
 こよひ君いかなる里の月をみて都にたれを思ひ出(い)づらむ[杉谷寿郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

馬内侍の関連キーワード斑斑し・叢叢し敷栲・敷妙藤原媋子余所余所磐手の森周防内侍円融天皇平安時代斑斑し小大君ナシ養女

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android