箱物(読み)ハコモノ

デジタル大辞泉 「箱物」の意味・読み・例文・類語

はこ‐もの【箱物】

入れ物の意》国や自治体などが建てる、図書館美術館体育館・多目的ホールなどの建物。「箱物行政
箪笥たんす本箱食器棚など箱形家具。→脚物

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「箱物」の意味・読み・例文・類語

はこ‐もの【箱物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 箱入りのもの。箱入りの贈答品。
    1. [初出の実例]「旧功之老臣諸侯之面々も、今は干戈を箱ものにし、弓を韔(ゆみふくろ)にし」(出典太閤記(1625)一三)
  3. 新聞で、紙面の一部を枠で囲んだ記事。かこみ記事。
    1. [初出の実例]「原稿は、〈略〉大きな箱ものとして組込まれたのであった」(出典:闘牛(1949)〈井上靖〉)
  4. 中に物を収納する、蓋(ふた)や扉つきの調度品・家具。
  5. 比喩的に、自治体のつくる公共施設をたとえていう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android