精選版 日本国語大辞典 「篠座神社」の意味・読み・例文・類語 しのくら‐じんじゃ【篠座神社】 福井県大野市篠座にある神社。旧県社。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)。養老元年(七一七)の創建と伝えられる。江戸時代は篠座大明神と称した。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「篠座神社」の解説 篠座神社しのくらじんじや 福井県:大野市篠座村篠座神社[現在地名]大野市篠座篠座の南部に鎮座する。祭神は大己貴(おおなむち)尊。旧県社。「延喜式」神名帳にみえる大野(おおの)郡篠座神社に比定される。社伝によれば、養老元年(七一七)の創建と伝える。元亀年間(一五七〇―七三)朝倉氏の兵火にかかり、元和年中(一六一五―二四)大野城主金森長近によって再興されたという。寛永二年(一六二五)松平直政より社地一〇石を寄進された(「松平直政寄進状」社蔵文書)。古くは五人の神主がいたようで、「大野領寺社記并雑記」に「神主佐渡守吉田家にて官職受来申候。 篠座神社しのざじんじや 岐阜県:山県郡美山町葛原村篠座神社[現在地名]美山町葛原葛原(くずはら)川左岸に鎮座し、北方背後に山が連なる。旧郷社。祭神大己貴命。大永二年(一五二二)越前国大野郡(現福井県)篠座大明神の分霊を迎え、田垣内二郎が神主として守護したとする。社蔵の大永二年一一月二三日の棟札に、建立時の祭の様子や神官の数、村人からの供進物などが記される。文化一二年(一八一五)の葛原村明細帳によれば「篠倉四所大明神」とあり、四社の境内社と大日堂をもち、惣氏宮の一つであった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報