簡札(読み)カンサツ

デジタル大辞泉 「簡札」の意味・読み・例文・類語

かん‐さつ【簡札】

紙のなかった時代文字を記すのに用いた竹や木の札。
書き物手紙書簡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「簡札」の意味・読み・例文・類語

かん‐さつ【簡札】

〘名〙 (「簡」は、昔、中国で文字をしるすのに用いた竹の札)
① 文字をしるすための、木や竹の札。〔後漢書‐党錮伝・范滂〕
② 書きしるしたもの。また、手紙。書簡。翰札
上杉家文書‐元亀四年(1573)四月一九日・結城晴朝書状「自何去比者、両度以簡札承候」

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普及版 字通 「簡札」の読み・字形・画数・意味

【簡札】かんさつ

竹簡書物。〔論衡、自紀〕吾がの未だ札の上に集(な)らずして、胸臆の中に(をさ)めたるは、ほ玉の隱れ、珠のれたるがごとし。

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