日本歴史地名大系 「米山薬師堂」の解説 米山薬師堂よねやまやくしどう 新潟県:中頸城郡柿崎町牧村米山薬師堂[現在地名]柿崎町下牧米山山頂にあり、日本三大薬師の一とされる。毎年五月八日から一一月八日までは山頂の薬師堂に、冬期間は南麓の下牧(しもまき)の御仮堂に安置され、両堂は別当の密蔵(みつぞう)院が管理する。和銅五年(七一二)加賀白山の開創者泰澄の開山と伝える。白山は航海神・漁業神でもあり、泰澄自身も船頭の子とされ、また泰澄と航海にまつわる飛鉢伝説が伝えられる。密蔵院にその作とされる薬師如来木像がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by