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山開き ヤマビラキ

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デジタル大辞泉の解説

やま‐びらき【山開き】

霊山などで、その年初めて登山・入山を許すこと。また、その日。開山(かいざん)。 夏》「この町の電車をかしや―/誓子
山に新しい道をつくること。
江戸時代、江戸深川八幡宮別当永代寺(えいたいじ)で3月21日から4月15日まで、その庭園を一般に開放したこと。特にその初日。

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百科事典マイペディアの解説

山開き【やまびらき】

古く登山は宗教的な行事であり,平日は霊山の登拝を禁じ,夏季一定の期間だけ禁を解いた。これを山開きといい,開山祭を行って山の神まつり登山の安全を祈った。現在ではスポーツとしての登山の開始期を山開きという。

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世界大百科事典 第2版の解説

やまびらき【山開き】

一般には,その年初めて登山者に山を解放することをいう。古来人々は山岳を神聖視し,神霊の宿る地としてあがめてきた。その背景には,山岳を神々との交流が可能な異郷と見,死霊のいる場とする山中他界観がある。山岳は,狩猟・焼畑耕作民の生活空間であったが,山麓で水稲農耕を営む住民にとっては,禁断不入の地とされていた。農耕民の場合,山岳を水分(みくまり)の霊地としてあがめることから,山神の分霊をまつる里宮ができ,山宮が成立し,神霊が里と山とを去来するという信仰が生まれてくる。

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大辞林 第三版の解説

やまびらき【山開き】

霊山などで、その年初めて、山に入ることを許すこと。また、山小屋などが開いて一般の人が登れるようになること。また、その日。 [季] 夏。
山を切り開き、道をつけること。
近世、3月21日から4月15日まで江戸深川八幡宮別当永代寺で山門を開き庭の観覧を許したこと。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

山開き
やまびらき

毎年日程を決めて一般人に登山を許すこと。日本の山は山岳信仰の盛んな所が多く、これらの山は昔は入峰修行(にゅうぶしゅぎょう)をする山伏や僧たちのみの世界で一般の人は立ち入ることのできない聖なる所とされ、無理に入れば天狗(てんぐ)に襲われるといわれていた。しかし江戸中期以降、各地に山岳信仰の講が結成され、山頂に祀(まつ)られている神を拝むための講中登山が行われるようになり、このために日数を決めて山を俗人に開放した。これが山開きで、初日をとくにお山開きとよび、信徒たちは山に登れることを祝った。最終日は山仕舞いとよび、山はまた僧侶(そうりょ)たちのみの世界となった。富士山は7月1日がお山開きであったが、現在はこれにあわせて登山が行われている。[徳久球雄]

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