米沢[市](読み)よねざわ

百科事典マイペディア 「米沢[市]」の意味・わかりやすい解説

米沢[市]【よねざわ】

山形南部米沢盆地南部と福島県に接する広い山地を占める市。1889年市制。盆地上にある中心市街は上杉氏の城下町として発展した。奥羽本線が通じ米坂線が分岐する。米沢紬と呼ばれる伝統の絹織物業が市の主産業であったが,近年は電気機械工業が大きく成長し5465億円(2003,県内1位)を上げている。米沢牛リンゴのほか,酒,刃物を特産する。1917年,1919年の大火後整備されたが,城下町の形態も残る。上杉神社,上杉廟所などの社寺や,上杉まつりなど,上杉家ゆかりの行事も多い。南部の吾妻山斜面には白布(しらぶ)高湯,五色などの温泉群があり,磐梯朝日国立公園に属する。東日本大震災で,市内において被害が発生。548.51km2。8万9401人(2010)。
→関連項目伊達晴宗山形[県]

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