粟倉神社(読み)あわくらじんじや

日本歴史地名大系 「粟倉神社」の解説

粟倉神社
あわくらじんじや

[現在地名]西粟倉村長尾

国道三七三号東側に鎮座祭神は大己貴大神・素盞嗚大神・豊受大神、旧村社。例祭は一〇月九日。「東作誌」に祠頭しとう大明神とあり、貞観年間(八五九―八七七)勧請と伝える。別当岩倉いわくら寺で、長尾ながお村・影石かげいし村・坂根さかね村など一二ヵ村の氏神であった。「美作国神社資料」によれば、美作国一宮の中山なかやま神社(現津山市)より勧請したが、祭事のたびに遠隔地の氏子らと争論が起きるため、貞観四年に同社近くの河原に氏子らが立会い、粟倉庄に八社を分祀したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android