精神的自由権(読み)せいしんてきじゆうけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

精神的自由権
せいしんてきじゆうけん

各個人の内面的生活およびそこから直接流出してくる活動に関する自由権をいう。思想および良心の自由 (憲法 19) ,信教の自由 (20条) ,言論出版集会,結社その他一切の表現の自由 (21条) ,学問の自由 (23条) などがその代表例。この精神的自由権は,身体の自由や経済活動に関する自由と相互密接な関連をもつが,いわゆる自由国家を支えかつ象徴するものとして特別視され,その制約を許す基準は格別に厳格なものでなければならないとされている。

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大辞林 第三版の解説

せいしんてきじゆうけん【精神的自由権】

思想・信教・表現の自由など、人の精神活動に関する自由権。

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世界大百科事典内の精神的自由権の言及

【自由権】より

…それ以来,権利の内容と保障の方法に変化はあるものの,自由権は各国成文憲法の権利宣言において中核的地位を占めている。日本国憲法の保障する自由権は,(1)思想および良心の自由(19条),信教の自由(20条),表現の自由(21条),学問の自由(23条)などの精神的自由権,(2)奴隷的拘束および苦役からの自由(18条),みだりに逮捕されたり処罰されることのない身体の自由(33,34条)および,(3)居住・移転・職業選択の自由(22条),財産権の不可侵(29条)などの経済的自由権に大別することができ,とくに精神的自由権には強い保障が与えられる。基本的人権【阿部 照哉】。…

※「精神的自由権」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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