良心の自由(読み)りょうしんのじゆう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

良心の自由
りょうしんのじゆう
libert de conscienceフランス語
Gewissens freiheitドイツ語

もとは西欧16世紀末、カトリックとプロテスタントの宗教戦争の時代に、被支配者側に信仰の自由を容認する寛容の条令のなかで用いられた用語。各自が宗教の事柄に関して、自己の良心に従って行動する自由の権利を保障することばである。それゆえ、信仰の自由Glaubensfreiheit(ドイツ語)としばしば並置され、ほぼ同義である。しかし、今日では各自の倫理的行動一般に関しても拡張して(たとえば兵役拒否)用いられる。[加藤信朗]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の良心の自由の言及

【思想および良心の自由】より

…ひろく内心の自由をいう。憲法19条は,〈思想及び良心の自由は,これを侵してはならない〉と定めている。旧憲法には,このような規定は存在しなかった。…

※「良心の自由」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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