良心の自由(読み)りょうしんのじゆう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

良心の自由
りょうしんのじゆう
libert de conscienceフランス語
Gewissens freiheitドイツ語

もとは西欧16世紀末、カトリックとプロテスタントの宗教戦争の時代に、被支配者側に信仰の自由を容認する寛容の条令のなかで用いられた用語。各自が宗教の事柄に関して、自己の良心に従って行動する自由の権利を保障することばである。それゆえ、信仰の自由Glaubensfreiheit(ドイツ語)としばしば並置され、ほぼ同義である。しかし、今日では各自の倫理的行動一般に関しても拡張して(たとえば兵役拒否)用いられる。[加藤信朗]

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精選版 日本国語大辞典の解説

りょうしん【良心】 の 自由(じゆう)

人の精神的活動がいかにあろうとも法律で禁止・強制されないこと。思想の自由とならぶ自由権の一つで、日本国憲法が保障している。
※将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉八「如何にして其政治の自由を得、如何にして其の社交の自由を得、如何にして其思想、議論、良心の自由を得たるかと問はば」

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世界大百科事典内の良心の自由の言及

【思想および良心の自由】より

…ひろく内心の自由をいう。憲法19条は,〈思想及び良心の自由は,これを侵してはならない〉と定めている。旧憲法には,このような規定は存在しなかった。…

※「良心の自由」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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