紀州蜜柑(読み)キシュウミカン

デジタル大辞泉 「紀州蜜柑」の意味・読み・例文・類語

きしゅう‐みかん〔キシウ‐〕【紀州×柑】

ミカンの一品種生育遅い大木になる。実は冬に黄赤色に熟し、香気が高く、酸味が少なく、種子が多い。中国原産。和歌山地方で栽培され、明治中期以後にウンシュウミカンが普及する以前は代表的品種であった。こみかん。

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精選版 日本国語大辞典 「紀州蜜柑」の意味・読み・例文・類語

きしゅう‐みかんキシウ‥【紀州蜜柑】

  1. 〘 名詞 〙 ミカン科の常緑小低木。中国原産で、古く渡来し、ウンシュウミカンの普及する明治中期までの日本の代表的品種。幹は五メートルぐらいになり、枝は細く、よく分岐する。枝にはとげはなく、葉は長卵形で互生する。果実は、径四センチメートルほどの平らな球形で、冬に熟し黄赤色となり、甘味に富むが種子が多い。こみかん。きのくにみかん。はかりみかん。有田みかん
    1. [初出の実例]「中がよし・紀州蜜柑のぶっちょづら」(出典:雑俳・辻談義(1703))

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動植物名よみかた辞典 普及版 「紀州蜜柑」の解説

紀州蜜柑 (キシュウミカン)

学名Citrus kinokuni
植物。ミカン科の常緑小高木,園芸植物

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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