紅木(読み)べにのき

精選版 日本国語大辞典 「紅木」の意味・読み・例文・類語

べに‐の‐き【紅木】

  1. 〘 名詞 〙 ベニノキ科の半落葉性低木。ブラジル原産で、熱帯各地で広く栽培される。高さ二~四メートル。葉は心臓形で一〇センチメートル内外。花は円錐花序をなし、花弁は淡紅色または白色で五弁。果実はやや扁平な三角状の蒴果で、種子赤色仮種皮に包まれている。仮種皮から採る色素は古くから染料として用い、最近はバターチーズなどの食品の着色にも使用。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「紅木」の解説

紅木 (ベニノキ)

学名Bixa orellana
植物。ベニノキ科の半落葉性低木・小高木,薬用植物

紅木 (コウボク)

植物。イチイ科の常緑針葉低木,園芸植物キャラボク別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の紅木の言及

【シタン(紫檀)】より

…なおシタンにPterocarpusの属名があてられていることがあるが,誤りである。 なお唐木類の一つで三味線の棹などに賞用される紅木(こうき)または紅木紫檀はインドのマメ科のPterocarpus santalinus L.の木材で,広い意味の紫檀に含められることがある。【緒方 健】。…

※「紅木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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