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調律 ちょうりつtuning

翻訳|tuning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

調律
ちょうりつ
tuning

楽器の音律を整えること。ピアノオルガンのように各音が固定された楽器においては,すべての音が整えられるが,弦・管楽器などは,特定の音のみ整えられる。調律の仕方は大きく分けて,1音ずつ決定する方法と,2つ以上の音の間に生じるビートを用い相関的に整える方法とがある。

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デジタル大辞泉の解説

ちょう‐りつ〔テウ‐〕【調律】

[名](スル)楽器の音高を、ある音律に合うようにととのえること。音色や楽器の機構の調整を含めていうこともある。調音。「ピアノを調律する」

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百科事典マイペディアの解説

調律【ちょうりつ】

楽器を一定の音律に調整し,また音色などを整えること。チューニングtuning。バイオリンなどは弦を規定の音高(音の高さ)に合わせ(調弦),フルートなどは管長を調節する。
→関連項目リチェルカーレ

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世界大百科事典 第2版の解説

ちょうりつ【調律 tuning】

楽器の音の高さを目的の音律に前もって整えること。広くは音質や演奏機構の調整も含めていう。鍵盤楽器,音程をもつ打楽器,管楽器の管長や指孔の形状・位置,フレット楽器のフレット位置などが対象となる。鍵盤のない弦楽器開放弦については調律といわずに調弦という。音高決定には2通りの方法がある。(1)1音1音独立して整える方法。おもに音の基音自体を調律の対象としており,測定器を用いて行うことが多い。管長や弦長の分割,発振器の周波数の決定,個々の振動体の固有振動数調整など,楽器の製造工程で音律が固定づけられるものに多く見られる。

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大辞林 第三版の解説

ちょうりつ【調律】

( 名 ) スル
楽器の各音の高さや音色を正しくととのえること。調音。弦楽器の場合は調弦という。 「ピアノを-する」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

調律
ちょうりつ
tuning英語
Stimmungドイツ語
accordageフランス語
accordaturaイタリア語

楽器の音高を演奏の目的にあった状態に整えること。音質や音色が問題で明確な音高を必要としない楽器(ゴング、ドラム、シンバルなど)の場合は「整音」とよぶが、広義の調律にはこの「整音」や、楽器の演奏機構を整備する「調整」などの作業も含まれる。
 音高を決定するには、弦長、管長の分割などによって一音一音独立して整える方法と、二つ以上の音の間に生じるうなりや響きぐあいによって整える方法とがある。両者を用いつつ音高は特定の音律(西洋音楽では12平均律が標準)と標準音高(同様にA4=440ヘルツが標準)によって決定されるが、古代ギリシアのピタゴラス音律から15~19世紀の中全音律を経て、今日の12平均律に至る西洋音楽の調律の歴史を顧みるまでもなく、実際には理論値に対してある程度の偏差をもっており、音楽的な耳で聴感的に調整されることが望まれる。
 調律には、製作時になされる半永久的なもの(鉄琴、木琴、ベル、木管楽器など)と、気温や湿度、使用に伴う変化のためしばしばなされるもの(ピアノ、オルガンなどの鍵盤(けんばん)楽器)とがあり、これらは調律師などの専門家の手によってなされることが多い。このほか、奏者によって演奏準備のためそのつどなされる調整として、弦楽器の開放弦を調律する「調弦」(ギター、箏(そう)など)や、オーケストラなどの合奏で全体の音高をそろえる「音合せ」などがある。[川口明子]

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世界大百科事典内の調律の言及

【同調】より

…共振器を用い,入力信号の中から目的とする周波数の信号のみを抽出すること。例えば,図のように,増幅器の負荷としてLC共振回路を用いると,負荷の共振周波数付近のみ利得が大きくなり,その他の周波数では利得が小さくなって同調がとれる。このような増幅器を同調増幅器という。同調回路は,出力側だけでなく,入力側につけることも多い。同調回路を用いると,増幅素子の入出力容量を共振容量に組み入れることができるため,比較的高い周波数の増幅も可能となる。…

【音律】より

音階を構成する諸音の音高関係を数理的に規定したものを音律と呼び,一定の音律に従って楽器の音を整えることを調律という。中国および日本では,音律に近い概念を表す言葉として楽律が用いられてきた。…

※「調律」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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