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累進変成作用 るいしんへんせいさよう progressive metamorphism

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岩石学辞典の解説

累進変成作用

温度の上昇に伴って行われる変成作用[Turner : 1938,渡辺編 : 1935].変成岩がその後引き続いた高度の変成作用によって別な変成岩に変化する作用をいい,変成作用の程度が次第に高くなる場合である.最後の変成作用で岩石がすべて改変されてしまえば,それ以前のことはわからなくなる.通常観察できる変成岩は個々の岩石の最高温度の状態を表すので,高温の変成岩が変成作用の初期に低温状態を経過したかどうかがわかるとは限らない累進変成作用では一般に脱水反応を伴う[片山他 : 1970].変成帯の系列で形成される変成作用の程度が,変成の中心あるいは火成岩の接触部に向って強くなるような変成作用をいう.高変成度の地域の岩石は,低変成度の時期を通って順に高くなっている[Turner : 1938].

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

るいしんへんせいさよう【累進変成作用 progressive metamorphism】

一つの変成帯では連続的に低温から高温の変成岩が分布している。これは変成帯の中で変成作用の温度条件が一定方向に向かって上昇しているためである。このような変成作用を累進変成作用という。累進変成作用は温度と圧力を軸としてとったグラフ上で一つの変成帯の温度・圧力の分布として示すことができる。つまり変成帯の各地点の変成岩の形成温度と圧力をプロットすれば累進変成作用を示すことになる。変成作用の物理的条件は変成帯の中で地域的に違っているので,累進変成作用の結果,一つの変成帯はいくつかの鉱物帯に分帯される。

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