細菌尿(読み)サイキンニョウ(その他表記)bacteriuria

デジタル大辞泉 「細菌尿」の意味・読み・例文・類語

さいきん‐にょう〔‐ネウ〕【細菌尿】

細菌およびそれに対応する白血球などが含まれている尿。ふつう白く濁っていて、腎臓膀胱ぼうこう尿道などに感染症があるときにみられる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「細菌尿」の意味・わかりやすい解説

細菌尿
さいきんにょう
bacteriuria

細菌を多量に含む尿をいい,普通は膀胱炎腎盂炎腎盂腎炎が起っていることを意味する。尿中にみられる菌としては大腸菌が最も多く変形菌肺炎桿菌緑膿菌,ブドウ球菌,腸球菌がこれに次ぐ。男女とも外尿道口付近には種々の雑菌が常在するので,普通に採取した尿には少量の菌が含まれることが多いが,これは単なる汚染にすぎない。一般に尿 1ml中に 10万以上の細菌がいる場合を細菌尿といっている。

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