経済5ヵ年計画(読み)けいざいごかねんけいかく[ハンガリー]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「経済5ヵ年計画」の意味・わかりやすい解説

経済5ヵ年計画[ハンガリー]
けいざいごかねんけいかく[ハンガリー]

1980年代のハンガリーにおける2度の5ヵ年計画。社会主義体制下にあったにもかかわらず,ハンガリーでは,1960年代以降経済の自由化がはかられていた。しかし,対外債務累積は大きく財政改革の必要に迫られるようになった。対外均衡回復と生活水準維持・改善を目指した第6次5ヵ年計画 (1981~85) は,結果として目標の 2.7~3.2%の成長を下回る 1.3%の成長率に終った。これに続く第7次5ヵ年計画 (86~90) は,対外不均衡を維持しつつ,消費よりも投資を優先しながら産業の高度化,国際競争力の強化によって経済の活性化をはかることを基本路線としていた。具体的には,工業生産・農業生産は第6次5ヵ年計画を下回るものの,投資が増加し,全体として 2.8~3.2%の成長が見込まれていた。しかし,87年には投資の増加により 4.1%の成長を記録したが,工業生産・農業生産とも不振で,経済は停滞した。

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