統治論二篇(読み)とうちろんにへん(その他表記)Two Treatises of Civil Government

旺文社世界史事典 三訂版 「統治論二篇」の解説

統治論二篇
とうちろんにへん
Two Treatises of Civil Government

名誉革命を理論づけたロック著書。『市民政府二論』とも訳される
1690年刊。フィルマー王権神授説の無効を証明し,自然権(生命・自由・財産)の存在を主張社会契約による政府設立三権分立,自然権の侵害に対する抵抗権革命権などを説いた。アメリカ独立宣言やフランス人権宣言に大きな影響を与えた。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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