精選版 日本国語大辞典 「続貂」の意味・読み・例文・類語
ぞく‐ちょう ‥テウ【続貂】
〘名〙 (中国、晉の趙王倫の一党が兵卒にいたるまで爵位をうけたので、時の人が冠にかざる貂が足りなくなったであろうと「貂不レ足、狗尾続」といったという「晉書‐趙王倫伝」の故事から) つまらない者が高官に列すること。劣者が優者に続くこと。また、他のし残した仕事を受継いで行なうことを卑下していう語。狗尾(くび・こうび)続貂。
※続歌舞妓年代記(1907)豊芥子略伝「されば歌舞妓年代記の続貂とかいふもの、こはとほからず〈略〉おほやけにすべくなむ」 〔余靖‐観文相公以靖黍承善政特寄嘉篇謹依厳韻和詩〕
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