綴じる(読み)トジル

デジタル大辞泉 「綴じる」の意味・読み・例文・類語

と・じる〔とぢる〕【×綴じる】

[動ザ上一][文]と・づ[ダ上二]
重ね合わせた紙などに糸を通したりして、一つにまとめる。「原稿を―・じる」
縫い合わせる。「破れを―・じる」
汁の多い煮物で、かきまぜた卵などをかけ、具がまとまるようにする。「卵で―・じる」
[類語]綴る縫うかがけるまつる仕付ける裁縫する縫製する縫い込む綴り合わせる綴じ合わせる綴じ付ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「綴じる」の意味・読み・例文・類語

と・じるとぢる【綴】

  1. 〘 他動詞 ザ上一(ダ上一) 〙
    [ 文語形 ]と・づ 〘 他動詞 ダ上二段活用 〙 重ねてひとつにつづりあわせる。ひとつに縫いつける。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕
    1. [初出の実例]「小袖の裙はほらほらせぬやうに針でとぢて歩行(あるく)さへ」(出典談義本・教訓続下手談義(1753)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android