纏る(読み)マツル

デジタル大辞泉 「纏る」の意味・読み・例文・類語

まつ・る【×纏る】

[動ラ五(四)]まつりぐけをする。まつり縫いをする。「スカートの裾を―・る」
[可能]まつれる
[類語]縫うつづじるかがける仕付ける裁縫する縫製する縫い込む綴り合わせる綴じ合わせる綴じ付ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「纏る」の意味・読み・例文・類語

まつ・る【纏】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 布の端を折り返して、裏の布と表の布を交互に針ですくって縫いつける。
    1. [初出の実例]「表のジョーゼットでくるむようにして纏(マツ)るんだ」(出典針女(1971)〈有吉佐和子〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む