綴り合せる(読み)ツヅリアワセル

デジタル大辞泉 「綴り合せる」の意味・読み・例文・類語

つづり‐あわ・せる〔‐あはせる〕【×綴り合(わ)せる】

[動サ下一][文]つづりあは・す[サ下二]つづって一つのものにする。とじ合わせる。「書類を―・せる」
[類語]綴じる綴る縫うかがけるまつる仕付ける裁縫する縫製する縫い込む綴じ合わせる綴じ付ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「綴り合せる」の意味・読み・例文・類語

つづり‐あわ・せる‥あはせる【綴合】

  1. 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]つづりあは・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙
  2. 布・紙などに、まとめて紐・糸などを通して一つにする。とじ合わせる。
    1. [初出の実例]「大鋸屑も結ば結れるとかや羽二重の裁(きれ)木綿ぼろを綴り合わせたれば」(出典洒落本・風俗八色談(1756)叙)
  3. 種々の物事をつなぎ合わせて一つにまとめる。また、前に書いてあるものに、さらに書いたものを添えて一つにする。それぞれ書いたものを合わせてまとめる。
    1. [初出の実例]「俳諧の連歌と雖も、長い句ばかりを先並べたて、短句をあとから綴り合せることなれば」(出典:滑稽本・古朽木(1780)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android