総録(読み)ソウロク

デジタル大辞泉 「総録」の意味・読み・例文・類語

そう‐ろく【総録/×惣録】

江戸時代検校けんぎょう勾当こうとうの上にあり、盲人を統轄した官。

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精選版 日本国語大辞典 「総録」の意味・読み・例文・類語

そう‐ろく【総録・惣録】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 集団一族を統べること。転じて、最上の位にいる者をいう。
    1. [初出の実例]「爰座主権僧正法印大和尚位、出藤門惣祿之家」(出典醍醐寺新要録(1620))
  3. 江戸時代、江戸で、関八州当道を統轄し、京都職屋敷の権限一部を代行した官。
    1. [初出の実例]「江戸総検校、惣録代代之事」(出典:当道大記録(1794)(日本盲人史所収))
    2. 「盲僧は武家に限り青蓮院の宮支配たるべく候盲人は百姓町人に限り惣録の支配に限り候事」(出典:随筆・嬉遊笑覧(1830)或問附録)

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