縮刷版(読み)シュクサツバン(その他表記)reduced-size edition

デジタル大辞泉 「縮刷版」の意味・読み・例文・類語

しゅくさつ‐ばん【縮刷版】

印刷物などで、元版を縮小して印刷したもの。「新聞縮刷版

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精選版 日本国語大辞典 「縮刷版」の意味・読み・例文・類語

しゅくさつ‐ばん【縮刷版】

  1. 〘 名詞 〙 版を縮刷して作ったもの。また、その本。
    1. [初出の実例]「『明暗』は〈略〉縮刷版で五百七十頁といふ量である」(出典:『明暗』論(1952)〈唐木順三〉三)

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図書館情報学用語辞典 第5版 「縮刷版」の解説

縮刷版

図書逐次刊行物版面を写真技術などによって縮小して印刷し,判型を小さくして刊行した印刷資料.縮刷版を刊行する目的は,廉価普及のため,長期保存のため,大部な資料の取扱を容易にするため,携帯用を刊行するためなどである.縮刷版が刊行される印刷資料としては,新聞,辞書事典などがある.とりわけ全国紙の縮刷版は典型的な図書館資料として広く普及している.書誌学的には,縮刷版は,内容が元の版と完全に同じであっても異なる版とみなされる.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

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