縮地(読み)シュクチ

デジタル大辞泉 「縮地」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐ち【縮地】

《「神仙伝壺公故事から》仙術によって土地を縮めて距離を短くすること。
「―の術までもなく、宏麗の家、離れ離れに四ツ聳えしは」〈露伴露団々

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縮地」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐ち【縮地】

〘名〙 (中国後漢費長房が、地脈を縮め、千里さきの土地を目前にあらわしたという「神仙伝‐巻五・壺公」などに見える故事による) 仙術によって土地を縮め、距離を短くすること。
蒙求和歌(1204)七「長房縮地〈略〉ひとつ竹竿をあたへて古郷へかへすに、長房竹竿にのりて、〈略〉地をつづめてほどなくかへりにけり」 〔沈佺期‐哭道士劉無得詩〕

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