羅漢台(読み)ラカンダイ

デジタル大辞泉 「羅漢台」の意味・読み・例文・類語

らかん‐だい【羅漢台】

江戸時代劇場観客席の一。舞台下手奥に設けられた下等の桟敷席で、並んだ客が五百羅漢像のように見えるところからいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「羅漢台」の意味・読み・例文・類語

らかん‐だい【羅漢台】

〘名〙 江戸時代、江戸の劇場で、舞台の下手(しもて)の奥、花道先端からさらにはいり込んで、一段高く棚のように設けられた下等の見物席。客は役者演技背後から見ることになる。土間から見ると、羅漢が並んでいるように見えるところからいう。羅漢。
洒落本・当世気どり草(1773)「羅漢台(ラカンタイ)はさなから人で造った階(きざはし)の如く」

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