群速度法(読み)ぐんそくどほう

最新 地学事典 「群速度法」の解説

ぐんそくどほう
群速度法

group velocity method

表面波波形から群速度を各周期ごとに求め,これを,いろいろな地殻構造モデルに基づいて算出した分散曲線と比較して,最も観測結果とよく合う曲線を探し出すことで震源から観測点までの表面波の経路に沿っての平均的な地殻構造を知る方法。B.Gutenberg(1924)はこの方法で,海洋底の地殻の厚さが大陸のそれより著しく薄いことを明らかにした。一地点での表面波の記録だけですむ利点はあっても,平均的な地殻構造だけしかわからない弱点がある。この欠点を取り除くため,互いに交差するたくさんの経路に沿って群速度と周期との関係をそれぞれ調べ,それらを基にして,局地的な群速度の分散性を導き出す方法も考え出されている。参考文献三東哲夫(1967) 地震,Ⅱ,20巻,記念特集号

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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